2006年05月

2006年05月30日

タクシー

先日乗ったタクシーが酷かった

いつもの様に平塚から茅ヶ崎に向けて乗って
「茅ヶ崎の○○まで」と言ったのよ確かに

そしたら運ちゃん
妙な気を利かせたのか何故か海沿いを走るわけです。
(因みにワタクシの家は駅から見て海の反対側)

いやいやいや

深夜に帰宅を急ぐ俺を乗せて
小粋な海沿い(134)ドライブですか
そして何故かラジオからはユーミン
90年代の定番コースですw


ってちょっと待て・・・・







このままでは江ノ島が見えてきてしまう







ここで俺は考えたさ


割と年配のタクシードライバー
年の頃50いくつの高度経済成長を支えた団塊最後の世代だ
百戦錬磨の巧みの技で、俺の知らない近道を演出するのかもしれない

敢えて目的地を再確認するのは野暮ってもんだ
ここは一つ大船に乗った気持ちで待つのが粋ってもんだろ?

俺も再来年には30になる男
ドンと構えて待とうじゃないか

孔子の言葉で言えば、30は一人立ちする歳(而立の年)
俺もそろそろ一本筋の通った一人前にならねばならぬ
成せばなる、成さねばならぬ何事も

そんな高尚な思考と裏腹に焦る俺の気持ち
これには理由がある

宵越しの金は持たない昔気質をモットーとする俺の
財布に残された金は3000円

しかも帰りのタクシー代が微妙だからと
1000円借りて3000円

こんな意味不明なシチュエーションでまさかの背水の陣なのであります

そんな俺の気持ちを裏切るかのように
そして逆撫でるように
言うならば進捗会議でボロボロの俺を追い詰める課長代理のように

運ちゃんは言った・・・






「茅ヶ崎のドコでしたっけ?」




もうね。アホかと。

勝手に海辺を走り出した挙句に行き先を分かってないのかと

機会があれば、お前の30余年のタクシードライバーキャリアを
全て正論で否定してやろうかと




もういい加減頭に来た俺は言ってやりましたよ!















「お金なくなりそうなんで、そこのコンビニでお金下ろします・・・」





ちなみに普段2000円ちょっとのところが4000円以上かかりましたとさ

hqbmg801 at 00:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!